祝い花や供花を贈る花屋

胡蝶蘭はフィリピン、インドネシア、マレーシアなど東南アジア原産ですから暖かい環境を好みます。夏場に成長する事が特徴で、夏になると大きく葉を伸ばします。夏場は胡蝶蘭の好む季節ですが日光の当て方には注意が必要です。直射日光が当たり過ぎると葉が日焼けしてしまいます。風通しの良いところで適度に遮光するようにします。しかし、遮光しすぎると成長が不足してしまいますから注意します。水遣りは鉢の表面が乾いたらやるようにします。梅雨の時期は雨に当てないようにします。液肥も適宜与えましょう。胡蝶蘭の花は春から夏にかけて開花する事が多いです。花は長持ちして2ヶ月から3ヶ月も楽しむことができ、お勧めですし贈答品にも向いたお花です。
胡蝶蘭は寒さに弱いですから、冬場の育て方には注意する必要があります。冬場は家庭用の温室があると管理が楽になります。温室がない場合、日中の暖かい時には窓側でレースカーテン越しに光にあてますが、夜間は窓側は冷えますので室内中央に移すようにしましょう。
開店祝い、昇進祝い、結婚祝いなど、お祝い事に贈られることが多い胡蝶蘭。もともと胡蝶蘭の原産地は、台湾、フィリピン、インドネシアなどの熱帯アジアです。花の咲き方が、蝶が舞っているような風に見えることからその名前がつきました。
花言葉は、「幸せが飛んでくる」「あなたを愛す」です。お祝い事にはぴったりの花です。この花をもらった方の喜びも格別なものとなるでしょう。
愛を表す花ということで、プロポーズに女性に贈る男性もいるようです。「あなたを愛す」という花言葉は、胡蝶蘭の中でもピンク色に対して使われることが多いようです。普段、愛の言葉を伝えるのが苦手な男性は、ピンクの胡蝶蘭を送ることでロマンチックに気持ちを伝えてみるのも良いのではないでしょうか。
また、「機敏な人」という意味もあります。昇進祝いに、仕事の成功を祈って贈るのも大変おすすめです。
白の花に使われる言葉に「純潔」という言葉もあります。凛とした雰囲気の白い花にぴったりの言葉であり、贈られる人、贈る人両方の心の清らかさを表すことができます。
花が終わったら、植え替えをしましょう。鉢のサイズは、同じか一回り大きいものがよいですね。用土は、同じものにしましょう。ミズゴケならミズゴケというように。では、さっそく植え替えをします。花は茎のところから切ります。株だけになった胡蝶蘭を植え替えます。鉢から出して、ミズゴケを根から丁寧にとります。根腐れをしている所は切ります。腐っている葉も除きます。根を綺麗に処理したら次の作業です。たっぷり水を含ませたミズゴケを絞ります。お団子のような形にするとやりやすいです。ミズゴケのお団子を囲むように、根を広げます。次に、その根を包むようにミズゴケをのせます。ミズゴケで根をサンドイッチするようなイメージです。そして、それを鉢に押し込むように入れます。これで植え替えはできました。植え替えた後は、半日陰に置きます。水やりは、乾いたらします。根本にあげてくださいね。肥料は、一か月後くらいからやります。冬はやらないでください。